こんな扱いじゃ完全なる門前払いじゃないか…。俺は来た道をUターンして一度立ち止まりじろりと監禁場所の扉を管理している門番を睨んだ。
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却説、隊舎から抜け出してきたものの、この先如何したらいいのだろうか…俺は真っ直ぐな一本道を一人寂しくとぼとぼ歩いていた。今のところ近くに他の隊員たちの霊圧は感じられず、多分一護たちを追っているらしく隊員たちの霊圧が向こうから薄らと感じ取られる。
でも此処でぐるぐると歩き回っていても只時間を潰しているだけである。
「(というか、一護今何処にいるんだよ?そもそも、なんで全員バラバラになっちまったんだ?)」
真逆、侵入手段として使用した何かが問題を発したのか?そう推測した俺はこうしちゃいられないと思い、瞬歩を利用し一刻も早く一護の救助へ向かう。
一護たちが廷内の侵入に失敗してから数日後、彼等が何らかの手段を使って瀞霊廷内への強行侵入に成功したとの情報を耳にした。
更に途中、何名かが離散したとの情報を耳にした隊士たちは現在捜索と同時に捕縛せよと地獄蝶の伝令に拠って動いていた。
一方、その情報を知った俺は、今やっていた仕事を放棄し、戸棚に立てかけていた斬魄刀を手に取る。
その台詞を聞いた瞬間、信じられなかった――只その一言のみだった。何故一護の名前を三番隊の市丸隊長が知っているのか、一護の名前は六番隊しか知らない筈なのに…それだけの疑問が頭の中でぐるぐる回っていた。
一護が己の名前を知っている市丸隊長を見て驚き、聞くと彼は納得したかと思えば一護に背を向けて歩き出した。離れる彼を見て一護はまた驚いて、何処に行くんだよと喚きだす。
「ほんなら尚更…ここ通すわけにはいかんなあ」
「……松本、旅禍が流魂街に潜入してきたって本当か?」
「そのようですね。如何します?」
「総隊長の命令を待つしかないだろう……そういえば、さっきから 不知火の姿が見えないが」
「あぁ、彼なら今書類整理をしていますよ?旅禍の潜入に気づいているんでしょうかね?……隊長?如何かなさいました?」
「……一寸の間出る」
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